上皮内がん。
上皮内がんってなんですか?(30代、女性、会社員さん)
ご質問いただき、ありがとうございます。聞いたことはあるけど、実際どんながんなのかは分からない…というご意見を多数いただきますので、今回は簡単に違いをご案内しますね。
がんは上皮内がんと悪性新生物に分けて考えます。
1.上皮内がん
皮膚と細胞(筋肉)のあいだには粘膜があります。がんは、はじめ皮膚表面から発生します。そして、皮膚から粘膜へ進んでいって細胞(筋肉)まで達します。上皮内がんとは、皮膚表面から粘膜の間でとどまっていて、細胞(筋肉)まで達していないがんのことで、いわゆる初期のがんです (ステージ0)。
一般的な治療方法としては、手術で切除して終了です。細胞(筋肉)まで達していないので、転移や再発の可能性はほとんどないと言われています。
(出典:国立がん研究センター がん情報サービスより)
2.悪性新生物
みなさんがイメージされている、いわゆる ”がん” です (ステージ1~4)。細胞(筋肉)まで達していますので、ステージが上がるにつれて転移・再発の可能性が高くなっていきます。
治療方法は、標準治療(手術・放射線・抗がん剤)に加えて先進医療など多岐にわたります。
【まとめ】
一般的にがんは上皮内がんからはじまりますので、早期発見が大切です。なったら怖い病気ではありますが、定期的にがん検診を受けて早期に対応できれば、逆に完治できる病気でもあります。
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AIGエジソン生命(現:ジブラルタ生命)を経て、ほけんの窓口グループ株式会社に2019.3月まで勤務。鹿児島市内3店舗の店長を歴任しました。2019.4月から株式会社プランニングオフィス(planning-office.com)に在籍。ひとりでも多くのお客さまに正しい情報を知っていただきたいので、LINE公式アカウントやブログを用いて情報を発信したり、ほけんの相談にも対応しています。ほけんの勧誘をしないことが、わたしのポリシーです。